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  • 2012/10/01(月) 03:52:46.17
(承前)
>しかもそれを電気代に転嫁出来ることが前提
LNG価格を含め、燃料価格上昇の場合も下降の場合も電気料金に反映される仕組になっている。
その方法は国の認可を経て厳格に規定されている。
公益事業として極めてフェアな方式と断言出来るが、
貴兄はそれを嫌い、恣意的な料金決定方式をお望みか?

繰り返しになるが、
需給等のタイミングさえ合えば条件の良いLNGソースを選択するのは当然。
また、ガス田の権益確保、専用船の建造等、上流部門への進出も、
様々な制約がある中で最大限行ってきた(中部を例に取れば、既に豪ガス田と
加シェールガス田の権益確保済み)。
共同調達などLNG Pjt.草創期から当然の事、そうでない方が珍しい。
セラー/バイヤーの直接契約であるから中抜きなど存在しない。

米国からのシェールガス輸入は簡単には実現しない。
>>101の記事はそれに言及していない。
・そもそも米政府はFTA締結国にしかガスを販売しようとしない。
・シェールガス開発を担っているのは中小業者でメジャーは様子見。
 このため、大規模資金投資等が必須のLNG輸出には大きな不安がある。
・環境団体のみならず産業界からも、需給タイト化回避のため、シェールガス輸出反対論が強い。
・環境対策投資等のため、現行の価格水準維持は極めて疑問。

なお、今般の中部・大ガスによる米国産LNG調達の試みは、
決してサプライジングとまでは言えないし、権益確保も従来から行われていた事であるとは言え、立派な試み。
ただ、裏事情を話せば、中部は十数年前、当時はLNG輸出の新興国だったカタールといち早く契約を締結したのだが、
現在では過度のカタール依存に陥り、同社LNGソースの約6割がカタール産、
ホルムズ海峡封鎖ありせば、同社発電電力量の半量近くを失ってしまう状態。
これがLNGソース分散を急ぐ背景にある。

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