再生可能エネルギーに関する資料・データ室 [sc](★0)
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- 2011/11/16(水) 13:31:23.77
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原子力のコストは、まさに致命的な部分です。これには、2つポイントがあります。
まず原子力はコスト以前にリスクが問題なのです。これは安全性のリスクよりもむしろ、金融投資リスクなんです。
実は世界的には、特に金融機関が原子力には怖くて投資や融資ができないというトレンドがはっきりあります。
今回の福島原発の事故があって、アメリカで原子力の計画をしていたNRGエナジーも、先週、原発増設計画をキャンセルしました。また日本でも、東芝と東電が国際協力銀行と組んで融資をしようとしていた
サウステキサスという原子力発電所は、いわゆる2基の原発を当初52億ドル、1ドル100円とすると約5200億円で
5年前に計画したところ、今の見通しは180億ドル・約1兆8000万円にまで高騰して、
アメリカの投資家がみんな逃げてしまったんです。
フィンランドのオルキルオト原子力発電所でも、当初32憶ユーロ、約4000億円で原発を1基作り始めたところ、どんどん追加費用がかさんで、今や1兆5000億円くらいになっているんです。
しかも、遅延に次ぐ遅延で、いつ完成するか分からない。そういった巨額投資で長期間回収しなくてはいけないものは、ものすごくリスクがあるじゃないですか。
そして日本では「安い」と信じられている原子力は、ここ数年、新設コストが急激に高くなっています。
反対に太陽光発電はコストが毎年10%ずつ下がっているので、
去年には原発のコストは太陽光を逆転したというデータがあるくらいです。
日本の原子力発電所は実はコストが高いです。多分、そのテレビ番組でも言われた国の出したコストは、
机上の空論で出した数字で現実の検証のないデータです。「根拠を出せ」と言っても、黒塗りで出してくるんですね。
日本では、そういういい加減なデータが平気で通用しているのが困ったものです。
コストの話を整理すると、発電コスト以前に投資リスクを考えなくてはいけない。
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