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  • 2014/10/13(月) 16:56:05.33
かすむ摩周ブルー 雪のような浮遊物、「神の湖」に異変

神村正史、須藤大輔2014年10月13日05時13分

【動画】かすむ「摩周ブルー」。摩周湖の水中をカメラで撮影
http://www.asahi.com/articles/ASGB83WKDGB8ULBJ00Q.html?iref=comtop_pickup_02

湖岸に沿って水深5〜15メートルを潜っていくと、淡い白みを帯びた青が、少しずつ濃い群青の闇へと変わる。深みへと続く急斜面に、外輪山の壁面から崩れた、幹の直径が1メートル近くもありそうな倒木が、幾重にも重なっていた。
少なくとも30年ほど前から同じ姿の木もあるという。
湖水に栄養分が乏しく、バクテリアが極端に少なくてなかなか分解されないためだ。
湖面を見上げると、光のカーテンが波の動きに合わせて揺れ、エゾウグイの銀鱗(ぎんりん)が輝いた。

1931年、透明度で当時の世界記録となる41・6メートルを観測した北海道・摩周湖。「摩周ブルー」と言われる湖水の透明度は、90年代後半からしばしば20メートルを切るようになった。

朝日新聞は5月と8月、環境省などの関係機関から特別な許可を得て、国立環境研究所を中心とする研究チームと共同で現地調査を行った。
報道機関が湖の中にカメラを入れた例は、ほとんどない。

今回、8月28日に測ると透明度は18・6メートルだった。
低下の主な原因は、微小な植物プランクトンの増加だと研究者らは考えている。
霧の発生時に見通しが悪いのと同じ理屈だ。
摩周湖でプランクトンが発生する層は水深50メートルほどまで。
その下には、世界一透明な水があると考えられてきた。

ところが、探査カメラを湖の深部へ沈めてみると、「雪」のような浮遊物が無数に映った。

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