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  • 2015/08/11(火) 16:27:08.04
鈴鹿沖にアサリの広大な産卵場 研究機関の共同調査

2015年8月11日 10時01分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015081190100112.html

全国有数のアサリ産地の伊勢湾で、これまで知られていなかった広大な産卵場が三重県鈴鹿市沖にあることが、国と愛知、三重両県などの研究機関の共同調査で分かった。
3、4年ごとに1000〜3千トンの大量の母貝が発生し、三重県松阪市から伊勢市沖のアサリの供給源になっていた。

調査は、三重県水産研究所や愛知県水産試験場、水産工学研究所(茨城県)などが2014年度までの3カ年で実施。
産卵場は海岸線から1〜3キロ離れた水深5〜10メートルの1500ヘクタールの海域にあると推定されるという。

アサリは生後約3週間は貝の姿ではなく、幼生はプランクトンで過ごす。海流で干潟に流れ着き、親貝に育つ。
産卵場の海中酸素量などの条件により親貝の大量発生する年と、約30キロ離れた松阪市沖で確認された稚貝の量に関連があることから、「鈴鹿沖から流れ着いた可能性が高い」と結論付けた。

これまで潮流などの気象条件をコンピューター解析し、伊勢湾北部から松阪方面に流れてきているとはいわれていたが、どの辺りが産卵場かは分かっていなかった。

三重県水産研究所鈴鹿水産研究室の林茂幸室長は
「伊勢湾のアサリ母貝場(産卵場)は最大の謎だった。三重のアサリは数年に一度の大量発生頼りで脆弱(ぜいじゃく)なことが分かった。漁獲回復の取り組みに生かしたい」と話している。
(中日新聞)

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