facebook twitter hatena line google mixi email
★お気に入り追加


■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

  • 37
  •  
  • 2009/11/14(土) 22:31:50
小中学校で合計3年間同じクラスになったM子とは同じ駅を利用する通学仲間になった高校時代。
以前から目鼻立ちがはっきりした美形ぶりに磨きがかかり、色々な高校の男子の注目を浴びていた
彼女との間柄がそれまでの友達から少し変化したように思った。

俺の高校が期末試験の最終日で、早々に帰宅していた俺が駅付近を自転車で走っていると、M子が、
「おーい、●●(俺の姓)!」と呼んだ。何かと思い、彼女の傍らに自転車を停めると、
「暑いからその自転車にオレ(彼女は一人称でよく「オレ」を使っていた)を乗せて、バーッと走
ってくれ!」俺は言われるままにM子を後ろに乗せたが、荷台がついていないスポーツタイプなの
で、彼女は足置き部分に立つ形だった。俺はスピードを上げ、彼女は俺の両肩に手をかけて「いい
ぞ、●●!」と嬉しそうに叫んだ。周りの人が笑いながら見ていて、俺は恥かしかった。
その日からお互いに何となく二人の間が縮まった。
自転車に乗った彼女の両手を感じていた俺の肩、そこで彼女と繋がったような気分だった。

ここまで見た

★お気に入り追加

このページを共有する
facebook twitter hatena line google mixi email
おすすめワード