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- 2024/02/13(火) 22:45:32.08
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>>381
それは、補充制度の問題。
大戦中最も優れていたといわれているドイツ陸軍の場合、
本国での訓練
? 招集兵 → 導入中隊
? 傷病回復兵 → 回復中隊
↓
訓練中隊
↓
移送中隊
↓
( 前線 )
師団野戦補充大隊( 3個歩兵中隊、1個重火器中隊 = 歩兵大隊と同じ編成 )
つまり、本国での訓練の後、いきなり戦闘部隊に配属ではなく、前線師団の野戦補充大隊に配属。
ここで、文字通り、実際の戦場という場所で最後の訓練を受ける。
実際に戦闘を行っている場所で、地形、気候等、戦場そのままの状況で訓練をやるので、
現実に即した実戦そのままの訓練。
この訓練終了後、必要に応じて、戦闘部隊配属になる。
この訓練システムのおかげでドイツ陸軍では「新兵」として配属になる兵士は、
他の国の軍隊で言う意味での「新兵」ではなく、一定の実戦経験を積んでいる「新兵」であり、
しかも、戦場の状況に合わせた戦術等を安全に教育されているので、
「新兵」の生存率が極めて高かったといわれている。
さらに、ドイツの場合、国家全体が新兵訓練システムのようになっていて、
ヒトラーユーゲントシステムに始まり、帝国労働奉仕団など、実質軍隊組織の組織も存在し、
青少年のころから軍事訓練を受けるようなシステムになっていたことも大きい。
特に、才能が左右する戦闘機パイロットについて、
ドイツ青少年のグライダー訓練の効果と考えられるが、大戦中の世界の戦闘機エース上位は軒並みドイツ人であり、
300機以上撃墜のエースパイロット2名は、ドイツ人。200機以上、13名は全員ドイツ人と、
世界を圧倒している。
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