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- 2023/05/27(土) 14:51:53.17
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★先進国で食塩摂取が一番多い日本が、なぜ長寿国なのか その2
東北など寒冷な地域でくらす人たちが、大量の塩分をとる習慣があったのは、寒さを防ぐために
必要だったからである。塩分は体を温める働きをもっているのだ。現在のように暖房が十分に
発達していなかった厳寒の冬を乗り切るためには、塩分を多めにとって体を温める必要があった。
もし当時、塩分を控えていたら、高血圧や脳卒中を発症するずっと前に、冷えから起きる肺炎や結核、
リウマチ、うつ病などにかかって生命を落とす原因になっていたかもしれない。
また、寒い地方の人々の高血圧の原因としては、冬の間に屋外での運動ができなかったこと、
新鮮な野菜の摂取が不足していたこと、厳しい寒さそのものが血管を収縮させて血圧を
上昇させていたこと等も考えられる。塩のみを高血圧の元凶とするのは間違いだろう。
塩分は体に悪いのではなく、要は出すことなのだ。塩分は十分にとって体内で利用し、汗や尿で
体の外へ排泄すればよいのである。というのは、塩分(特に化学的な合成塩の食塩ではなく、
約100種類のミネラルを含む自然塩)には、新陳代謝を促して体温を上げたり、体内の有害物を
解毒したりする作用があるからである。
きちんと塩をとることは、健康を促進することはあっても、健康に害になることはない。
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