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  • 2023/05/28(日) 17:36:46.92
移民の大量受け入れ、あなたはどう考えますか?──内田樹の凱風時事問答舘「これで日本も安心だ」
https://www.gqjapan.jp/culture/column/20150126/the-professor-speaks-3
僕は移民の拡大には反対です。移民政策で成功した国はひとつもないからです。あえて成功と言えば、アメリカだけです。
実際に「アメリカは移民で成功したじゃないか」という理由で移民拡大に賛成する人たちがいます。でも、あの国の場合は、
移民が先住民を殺して「移民が主人」の国にしたことで成功したわけですから、アメリカの先例に倣うつもりなら、移民を
入れて代わりに日本人が列島から出て行くしかない。それなら成功するかもしれない。

安い労働力を求めて、1950~60年代にアルジェリアから移民を大量に受け入れたフランス、70年代にトルコから大量に
受け入れたドイツ、全部失敗しています。ヨーロッパはどこでもそうです。そして、いま、そのエンドレスの「つけ」を払い続け
ています。どこも解決の糸口がつかめていない。

移民の社会的統合には成功例がありません。

例えば、経済成長期にブラジルからの移民労働者を受け入れた地方自治体では学校教育の現場がさまざまな負担を
抱え込んでいる。移民の子どもたちは日本の公立学校に来るけれども、家庭内言語はポルトガル語ですから、日本語が
あまりできない。子どもに通訳をつけたり、日本語の補習をしないとふだんの授業が成り立たない。そのための教育コスト
を移民賛成派の方々は負担する気があるのか。ないでしょう。移民労働者がもたらす収益は自社のものだが、彼らを
社会的に定着させるためのコストは税金から出せばいいと思っている。

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