facebook twitter hatena line google mixi email
★お気に入り追加


■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

  • 265
  •  
  • 2023/05/27(土) 10:26:27.18
本当は中央高速に高井戸から乗りたいのに高井戸入口が無く、首都高の永福から乗らされているドライバーの皆さん。
高井戸に近付くと巨大煙突が見えると思います。あれは昔あった東京ゴミ戦争が関わる煙突なのです。

■■■ 東京ゴミ戦争とは ■■■

1950年代前半ぐらいまで、東京23区で発生するゴミの7割を江東区が処理していました。
しかし高度経済成長期を迎え生活様式も変化。大量生産&大量消費に突入する、大量のごみが発生するようになります。
このゴミ増加は江東区のゴミ処理能力を超え、悪臭やハエの大量発生といった問題も起き始めます。

そしてついに江東区は悲鳴をあげます。「お願いだから自分の所のごみは自分で処理して!」
自分の所で出たゴミは自分で処理する。至極当然の事です。
東京都は各区にゴミ焼却場等のゴミ処理場を設けることを決めますが、これに異を唱えた区がありました。あの杉並区です。
杉並区の住民は自分が済んでいる場所にゴミ焼却場ができるのはいやだと反対運動を始めたのです。
「ゴミ処理は今まで通り江東区でやれよ。悪臭やハエが発生してる?知るかよそんな事」というのが言い分です。

反対運動により、ゴミ焼却場建設は遅れに遅れます。これにはついに江東区が怒ります。
江東区長自らが杉並区からのゴミ搬入を道路上で止めたのです。
これは東京都が何とか宥め江東区は一旦矛を収めましたが、反対住民がゴミ問題の話し合いの場に乱入し流会させる事態が発生。
その一週間後にも反対住民による流会が発生しました。この暴挙に江東区は再び杉並区のゴミ搬入を止めます。
更には東京都清掃労働組合も江東区に協調し、杉並区のゴミ収集をボイコットしたのです。
ゴミ処理が止まった杉並区は悪臭やハエが大量発生しました。そう、江東区と同じ問題が杉並区で発生したのです。
この時、杉並区住民は思い知った事でしょう。いかに自分達が自分勝手なエゴの塊であった事を。

その後反対運動は散発するものの、高井戸にゴミ焼却場の建設が進み、今は自分の所でゴミ処理するようになりました。
中央高速に高井戸下り入口が無いのも杉並区民のエゴによるものなのですが、高速道路の高架から見えるゴミ焼却場の巨大煙突は、
東京ゴミ戦争における杉並区の完全敗北の記念碑なのです。

ここまで見た

★お気に入り追加

このページを共有する
facebook twitter hatena line google mixi email
おすすめワード