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  • 2023/03/19(日) 17:22:10.59
出張中のイルクーツクのホテルの部屋で見知らぬ三人と相部屋になった
三人はすでにウォッカで酔っ払い、笑ったり喚いたりプーチンをネタにした冗談で盛り上がっていた
必死で寝ようとしたが騒がしくて眠れず、トイレに立つふりをしてフロントへ行き「30分後に67号室へ紅茶を一杯お願いします」と頼んで部屋に戻った
三人の男たちはますます盛り上がって収拾がつかなくなっていた
私は壁に向かって「少佐、67号室に紅茶をひとつお願いできますか」とささやいた
三人は怪訝そうに私を見ていたが、部屋に紅茶が運ばれると完全に沈黙した
おかげで私はぐっすり眠ることができた
朝、目を覚ますと部屋には私一人しかいなかった
「他の人たちは出発が早かったんですか?」とフロントで尋ねると
「ああ、KGBに連行されました」
「え⁉︎ 気づかなかった…どうして私は連行されなかったんです…?」恐怖におののきながら尋ねた
「ええ、少佐があなたの紅茶のジョークで笑いころげて、あなたは連行しなくていいと…」

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