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  • 2021/11/26(金) 22:50:42.82
日本興業銀行、富士銀行、第一勧業銀行の旧3行が合併し、みずほフィナンシャルグループ(FG)が誕生してから現在に至るまで、組織をむしばむさまざまな"病巣"が存在している。

みずほは誕生以来、旧3行の出身者がそれぞれ出身行の地位と影響力を維持しようと、内向きな縄張り争いを繰り広げてきた。
その歴史は2000年、旧3行が経営統合をしたときにさかのぼる。
「対等合併」にこだわり、興銀の西村正雄頭取、富士の山本恵朗頭取、一勧の杉田力之頭取の3人が、
みずほホールディングスの共同CEO(最高経営責任者)となって、事実上の3トップ体制を敷いたことが事の発端だ。

「対等合併」にこだわったみずほは、長い間"三すくみ"の状態で内向きの人事抗争に明け暮れ、その過程でリテールやシステムに明るい優秀な人材は駆逐されていった。
それが相次ぐシステム障害につながったのだ。

みずほ同様に合併で誕生した三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループは、合併に伴う混乱を早期に収拾し、「ワンバンク」として船出を果たしている。
それは合併行同士の優劣、つまり「食った側」と「食われた側」が明確で、システムから営業戦略、給料に至るまで、食った側主導の揺るがぬ企業統治が行われ、いち早く言語と文化を統一したからだ。
(東洋経済 2021年10月23日号)より

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