facebook twitter hatena line google mixi email
★お気に入り追加


■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

  • 194
  •  
  • 2021/09/16(木) 05:54:44.11
>>160
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO62502120R10C20A8000000?channel=DF130720206230&page=2
腸管表面は粘液で覆われた絨毛(じゅうもう)という突起がひだのように並んで
おり、物理的に病原体が侵入しにくい構造になっている。
絨毛の合間のところどころにパイエル板という免疫組織の集合体があって、
その上皮にある細胞(M細胞)がウイルスや細菌といった病原体を取り込む。
ここからパイエル板の中にいる免疫細胞たちがチームプレーで侵入した病原体を
つかまえ、さらにその情報から、次に同じ病原体が体内に入ったときに排除する
免疫物質「IgA(免疫グロブリンA)」などの抗体を作る。IgAは最初に学習した
特定のウイルスや細菌に強く反応する優れものだ。

こうして作られたIgAは病原体捕獲力が高い分泌型IgAとなって絨毛の外に出て、
胃を通り抜けて腸に入ってきたウイルスや細菌が粘膜に付着するのを阻止したり、
細菌が出した毒素を中和したりして、病原体が感染症を引き起こすのを防ぐ。
抗体を作る細胞(抗体産生細胞)の一部は血液に入って全身を巡り、再び腸に
戻ってくる(ホーミング)。こうして全身を旅しながら、免疫細胞の一部は唾液腺
や気管支、乳腺などにも行ってIgA抗体の産生を促し、唾液などの分泌液中に放出
することで、それぞれの粘膜を守り、感染を防御する。

ここまで見た

★お気に入り追加

このページを共有する
facebook twitter hatena line google mixi email
おすすめワード