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- 2021/06/11(金) 21:22:35.77
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発症期が心配なんか…
怖いなぁ
全身に 1 グレイ(1,000 ミリグレイ)以上の放射線を一度に受けた場合、さまざ
まな臓器・組織に障害が生じ、複雑な臨床経過を辿ります。この一連の臓器障害を、
急性放射線症と呼びます。この時間経過をみると、典型的には、前駆期、潜伏期、発
症期の経過をたどり、その後、回復するか死亡します。
被ばく後 48 時間以内に見られる前駆症状により、おおよその被ばく量を推定する
ことができます。1 グレイ以上の被ばくで、食欲不振、悪心、嘔吐と言った症状が見
られることがあります。4 グレイ以上の被ばくをした場合、頭痛などを訴えることが
あります。6 グレイ以上被ばくした場合、下痢や発熱といった症状が現れることがあ
ります。
その後、潜伏期を経て、発症期に入ると、線量増加とともに造血器障害、消化管障
害、神経血管障害の順で障害が現れます。これらの障害は、放射線感受性の高い臓器
や組織を中心に現れます。概して線量が多いほど潜伏期は短くなります。
皮膚は大人の体で 1.3 〜 1.8m2 とかなり大きな面積を持つ組織です。被ばく直後
に初期皮膚紅斑がでることもありますが、一般に皮膚障害は、被ばく後 2 〜 3 週間経っ
てから現れます。
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