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  • 2021/05/06(木) 03:30:16.61
借金は返す必要なしという史上最強のマニフェストを競うつもりか


少なくとも、財政赤字を積み上げたら、どこかの転換点で外国人や資本は逃げるし、
膨大な借金を返すためには、普通には社会保障を含めた公共サービスの低下を伴うので、
国民みんなで負担を分かち合うわけでなく、低所得者に厳しいはずだ。
それにインフレになったときに、支出を急に減らせるものでもない。

また、日本経済の問題は、マクロの需要不足だけでなく、産業の競争力やインフラ投資の質、教育など広い意味でのミクロの問題なのであって、
マクロ政策で解決できるものは少ない。
いってみれば、一定量のガソリンで遠くまで車を走らすのに、
省エネ運転技術はそれなりに意味があるが、エンジンや車体の改良の代わりにはならないのと同じだ。

そんな中で、将来の投資になろうがなるまいが、なんでもいいから需要を創り出すためにばらまくという財政資金の使い方が、賢明とは思えない。

私は基本的には、「将来元が取れる投資に使うならいくらでも借金していい」「ただし、当てが外れたら困るので借金はほどほどにしないといけない」「将来元が取れないなら一銭たりとてしないほうがいい」
というのが、財政であろうが、家計であろうが基本だと思う。

財政は家計や企業会計と違うところもあるが、共通点のほうがむしろ大きい。マクロ経済を論じるのに金の使い途に無関心なのが理解に苦しむ。

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