facebook twitter hatena line google mixi email
★お気に入り追加


■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

  • 677
  •  
  • 2021/05/04(火) 11:55:29.41
>>642
メキシコの小さな田舎町。海岸には小さなボートが停泊していた。
そして、ボートからメキシコ人の漁師が小さな網に魚を獲って来た。
その魚はなんとも"生き"がいい。それを見たアメリカ人旅行者は、
「素晴らしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの?」と尋ねた。
すると漁師は、「そんなに長い時間じゃないよ。」と答えた。

「惜しいな、もっと漁をしていたらもっと魚が獲れたのに。」と、旅行者。
すると漁師は、自分と自分の家族が食べるにはコレで十分なんだと言う。
「それじゃ、余った時間で一体何をするの?」と旅行者が訊ねると、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。
戻って来たら子供と遊んで、女房とシエスタ(昼寝)をして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌を歌って・・・
ああ、これでもう一日終わりだね。」と漁師。

すると旅行者はまじめな顔で、漁師に向かってこう言った。

「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、君に
アドバイスしよう。いいかい、君は毎日もっと長い時間漁をするべきだ。
それで余った魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を2隻、3隻と
増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら、
仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工工場を建てて、
そこに魚を入れる。その頃には君はこの小さな村を出てメキシコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。
君はマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ。」

漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね?」
すると旅行者は、こう答える。
「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね。」

「それからどうなるの?」
「それから?その時は本当に凄い事になるよ。」
旅行者はにんまり笑い、「今度は株を売却して君は億万長者になるのさ。」

「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、
日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、
奥さんとシエスタして過ごして、夜になったら友達と一杯やって、
ギターを弾いて、歌を歌って過ごすんだ。どうだい、素晴らしいだろ?」

ここまで見た

★お気に入り追加

このページを共有する
facebook twitter hatena line google mixi email
おすすめワード