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  • 2021/02/28(日) 21:30:45.16
◆コロナ自粛期間中に金利は一桁下げられた!
2020年4月メガバンクの定期預金の金利が、0.01%から0.002%に静かに一桁下がりました。
静かにというのは、普通なら金利が一桁下がるのは大ニュースになるはずですが、緊急事態宣言が出され、
学校も休校、デパートも駅ビルもシャッターが下ろされ世界中がコロナの話題一色になっていたため、まったく話題にならなかったのです。

メガバンクに追随するように、ゆうちょ銀行、都市銀行や地方銀行も金利が下がりました。
金利の存在すら忘れてしまいそうですが、今は普通預金の金利は0.001%、定期預金は1カ月から10年まで0.002%で、ほぼ差がありません。

10万円貯金をしても利息はつかず、100万円貯金すると、普通預金の税引き後の利息は7円。
定期預金は15円なので、その差わずか8円。わざわざ定期預金に預け替えないという人も多くなっています(金利は2021年2月1日現在。半年複利、税金は20.315%)。

◆定期預金の仕組みとは
「定期預金」を知らない人のために、おさらいしておきましょう。
定期預金とは、定期券の「定期」と同じで、期限が決められた預金のことです。
満期までは解約をしないと引出しができないため、流動性が制限される一方、普通預金と比べると金利は高くなっています。

■預け入れ期間
定期預金の預け入れ期間は金融機関によって違います。最短で1週間。
1カ月から5年を扱うところが多く、最長10年まであります。また、自分で満期日を指定できる期日指定定期預金もあります。

■金利
預け入れ金額が1000万円を超えると大口定期となりますが、今は預け入れ金額や期間に関係なく、金利は同じ金融機関が多いです。
金利には、最初に預けた時の金利が満期まで続く固定金利と、金利を見直す変動金利があります。

◆定期預金のメリットは?
金利差がなくなり、おトク感がなくなった定期預金ですが、利用する価値がないかといえばそうではありません。
普通預金にお金が貯まってくると、つい油断して使ってしまいます。
定期預金に預け替えれば、生活口座と貯める口座を分けることができて、しっかりお金が貯まります。
総合口座の定期預金なら、普通預金口座が残高不足でも貸し付けてくれるので、クレジットカードや保険料などの支払いがある時も安心です。

(中略)

◆定期預金にはこんな落とし穴が……
定期預金の最大の落とし穴は、なんとなく預けて、その後見直さないことです。定期預金の見直しなんて聞いたことがないかもしれません。
30年前は、最終利回り8.648%もあった郵便局の定額貯金。100万円預ければ、10年後は86万円増えました。
ところが今は、10年後の利息は200円です。なんとなく「定期預金」「定額貯金」と思っていると、お金は増えないのです。

◆「貯めるお金」と「増やすお金」の違いとは
お金に色はつけられませんが、5年以内に使う予定があるお金は定期預金で大事にとっておいて、
それ以上使う予定がなければその一部を将来のために「増やすお金」にするのがいいでしょう。

お金を増やす=運用=株だ!とばかりに、思いつきで株に投資するのは危険です。
もし未来を予測できる能力があれば別ですが、1つの会社の株だけに投資するのではなく、いろいろな会社や国に分散するのがいいですね。

お金は国境を越えますので、自分で外国語をしゃべって海外で働かなくても、利益を出し続ける会社の株を買っておけば、その企業と一緒にお金も成長してくれます。
ただし、外国の企業の株といっても、会社を探すのが大変です。そんな人は、たくさんの会社が入っている投資信託を選ぶといいでしょう。500円などの少額から買うことができます。

さらに、もうけに対して20.315%課税されない、NISAやつみたてNISA、節税になるiDeCoなどを利用すれば、運用の効率がよくなります。
世界の主要国に投資する投資信託の過去10年間の平均リターンは年率12%です。
将来も同じ結果になるとは言えませんが、経済が成長し続けるなら、お金も増えない財布に入れて眠らせるのではなく、増やす財布に入れてしっかり育てたいですね。
文=山口 京子(マネーガイド)
https://news.mynavi.jp/article/20210220-1744391/

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