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  • 2020/11/22(日) 20:03:00.59
「空襲は怖くない。逃げずに火を消せ」――戦時中の「防空法」と情報統制

避難の禁止。なぜ、このような方針がとられたのだろうか。逆に「空襲のときは逃げなさい、
自分の命を守りなさい」と指導して、労働力や兵力を保全する方が合理的ではないか。

この謎を解くカギが、帝国議会での防空法改正審議にあった。陸軍省の佐藤賢了軍務課長は、
衆議院で次のように演説している。
「空襲の実害は大したものではない。それよりも、狼狽混乱、さらに戦争継続意志の破綻と
なるのが最も恐ろしい。」(昭和16年11月20日 衆議院 防空法改正委員会)

戦争継続意志の破綻が「最も恐ろしい」というのは、戦争遂行者として正直な告白であろう。
退去を認めると、都市部で軍需生産にあたる労働人口が流出する。逃避的・敗北的観念や
反戦感情も醸成されかねない。それを怖れた政府は、「空襲は怖くないから逃げる必要はない」
と宣伝した。
https://synodos.jp/politics/13238

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