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  • 2019/11/11(月) 12:03:26
【相撲】伝統か男女平等か それでも女性が土俵に上がれない理由 【知性と品格】

■好角家として知られ、横綱審議委員会の委員も務めた作家の内館牧子氏はこう述べている。   

「伝統の『核』を成す部分の変革に関しては……その決定は当事者にゆだねられるべきものと私は考えている
……大相撲に限らず、すべての伝統に関して言えることだが、当事者はその核を連綿と守りぬき、結束してきた。
……たとえば歌舞伎の女形や宝塚歌劇のあり方に関し、現代の考え方で『男女差別に怒りを覚える。
男女平等に舞台にあげよ』という訴えがあったとする。
そしてもしも、それが受け入れられたなら、その時点で歌舞伎でなくなり、宝塚歌劇ではなくなる」

中でも大相撲の土俵は祭場であり、神迎えの儀式によって神を降ろし15日間とどまってもらう聖域である。
取組は結界された土俵上を毎回、塩と水で清めてから行う。
場所後には神送りの儀式を行い結界を解く。大相撲は、これを250年以上守り続けてきた。

内館氏は著書『女はなぜ土俵にあがれないのか』で大相撲の土俵を物理的には簡単に乗り越えられる〈無防備な結界〉の一つであるとし、それを理解するのは知性や品性だと指摘している。
一連の議論で問われたのは、現代を生きる日本人の“知性と品性”だったのかもしれない。

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