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  • 2018/08/13(月) 18:02:02.08
おい、ババァ!金出せよ!明日までに20万はいるんだからよお!」
「ゆうちゃん…もう、家にはそんなお金ないのよ…。お願いだから、そんな無理は言わないで…」
「ふざけんな!20マソなけりゃ、AKB48のみんなに恥ずかしくて会えねえよ!皆が俺を待ってんだよ!出せ!出さねえとこの家ぶっ壊すぞ!」
「ええ…そんな…前ゆうちゃんがそこにあけた壁の穴直したばっかりなのよ…。もう勘弁して頂戴。大体何なのえーけーびーって…」
「ああ?また修理代出してえのか?馬鹿かてめえは?どうせ出す羽目になるんだからさっさと出したほうが得だろうが!」
「今度は何に使うの?どうしても必要なものだったらお母さん頑張るから…」
「…CDだよ!」
「CDで20万円?それはすこしおかしいんじゃない?いったい何なのそのCD?ゆうちゃん、何かに騙されてるんじゃないの?お母さんに言ってみて。助けになれるかもしれないもの…」
「馬鹿か!CDは1250円だよ!」
「じゃあ、なんで20万円なんて…」
「最低でも200枚ぐらいは買わねえと春の祭典にいけねえんだよ馬鹿が!」
「春の祭典?ゆうちゃん…なんなのそれ?えーけーびーって何かの宗教なの?この間は2015年のイベントとか言って5万円取って言ったし…やっぱりおかしいわよ」
「宗教とか言うな!AKB48を馬鹿にすんな馬鹿!」
「お願いよゆうちゃん…就職しろなんて無茶はもうお母さん言わないから、そのえーけーびーっていうのからはもう足を洗って頂戴…」
「ふざけんな!AKB48は人生で文学なんだよ!俺に死ねってのか!殺すぞ!」
「そんなこと言われてももうお金はないのよ…」
「フン!馬鹿が!俺が知らないとでも思ってんのか?」

ドシドシドシ…ガサゴソガサゴソ…

「ヘッ!やっぱりあるじゃねえかよ!おお?すげえ!200万はあるじゃねえか!このクソババァ、すっ呆けやがってwwww」
「ああ!それは!それだけはだめよ!返して返して!返しなさい!」
「…痛ってえな!放せよ!」
ガシッ
「それは…いつかゆうちゃん言ってたじゃない。大学、中退しちゃったけど後悔してる。いつか働きながらでもいいから大学に行きたいって…。だから…その時に足しになればって思ってためてたお金なのよ…。」

「うるせえ!ひゃっほう!ねんがんの20マソエンをてにいれたぞ!」

たったった…ガチャリ…バターン

「うう…どうして…どうしてこんなことに…。あなたごめんなさい。私ひとりではゆうちゃんをきちんとした大人にしてあげられなかった…私も疲れました。あなたのそばに…今、行きます…」

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