【捕鯨】アイスランド、ナガスクジラ商業捕鯨を2年ぶり再開 [sc](★0)
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- 2018/04/22(日) 19:11:49.87
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1992年当時、そもそもアイスランドはワシントン条約に批准していなかったとさ。
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1992.07.04 アイスランド脱退 (グリーンピース)
http://prweb.org/fbird/00007.htm
◆アイスランド脱退
6月29日アイスランドが、IWC脱退を発表しました。30日以降はオブザー
バーとして本会議に出席しました。アイスランドは最近では日本に対する重要
な鯨肉輸出国でした。その量は、日本で消費される鯨肉の約4割、800 t以上
になります。調査捕鯨で得られるミンク鯨の食用部分が1200tあまりです。
アイスランドが輸出した肉はナガスクジラの肉で、ナガスクジラは1986年に
捕獲の禁止がIWCで決定されました。また、ナガスクジラはワシントン条約
で付属書Iに記載されている、商業取り引き禁止対象の動物です。日本は鯨6
種に関しては態度を留保していますし、アイスランドはワシントン条約そのも
のを批准していませんから輸出入が可能でした。アイスランドがIWCの禁獲
を守っているとすると、現在輸入されているナガスクジラは少なくとも6年前
に捕獲されたものということになります。
肉質としては、ミンクとように同じナガスもヒゲクジラですから、マッコウ
やゴンドウなどのハクジラよりも癖がなく、また大型なのでかつての捕鯨全盛
期にはシロナガスクジラにつぐ経済効率のいいクジラとして大量に捕獲されま
した。食味の点ではもはや比較することもできませんが、おそらくかつての慣
習で、「ミンクよりもよい」とされていると思われます。現在でもグレンバラ・
ジャパンという会社などがクジラベーコンの広告を打つときのキャッチフレー
ズとしてナガスクジラの肉であることを強調していること、そのクジラベーコ
ンが 200グラム10,000円で売買されていることからも想像がつきます。
6年前の肉がまだ輸出可能であるほど、大量に捕獲していたことにも驚きま
す。これまで、脱退の翌年再び加入する国もありましたから、完全に縁が切れ
てしまったわけではありません。が、差しあたって日本が、有力な鯨肉供給元
を失ったのは事実です。代わりに入って来るのはノルウェーの調査捕鯨で捕獲
されたミンククジラの肉、ということになるでしょう。
アイスランドの脱退は、IWCに愛想をつかして、別団体を作った。という
報道がなされていますが、事実上捕鯨から撤退したともいわれています。推測
ですが、日本に売るべき鯨肉が底をついたのかもしれません。昨年のIWC総
会は、アイスランドの首都レイキャビクで開催されましたが、調べたところ、
市内に鯨料理を出すレストランは2軒しか確認できませんでした。また、市民
に聞いても、あまり食べないとの感触を得ました。アイスランド国内の捕鯨推
進の論調は「漁業にあたっての害獣駆除」です。クジラが魚を食べてしまうか
ら漁獲が減っているのだ、ということです。過剰漁業、海洋汚染の責任を・・
信じられないことですが、事実です。
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