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  • 2017/10/14(土) 07:07:17.90
欧米企業と日本企業の歴史的経緯の決定的な違いは
その資金調達源泉にある
欧米企業はそれを株式市場から調達するが、日本企業は銀行から調達するのである
だから、欧米企業とは株主のために利益を出し、ごくごく少数の
株主から大富裕層を出現させる構造になっている
トップダウンとは株主の利益を追求する前提の話
近世西欧の歴史は富が集積した国王の権力を倒すことがすなわち民主主義への
道であり、自由世界の意味であった
だが、欧米社会には元々富を一部に極端に集約させてきた歴史的な体質がある
わけでそれは断絶していない
一方、日本はそういう歴史ではない
倒すべき国王は存在せず、むしろ天皇は国民から付託された権威により
時の政府をけん制する役割を果たしていた
だから、民主主義にしろ自由主義にしろ
そんなものは国内から発露したものではなく、明治維新によって
欧米社会との協調、共生を余儀なくなされた結果のものにすぎない
その歴史的体質、背景から日本企業は財務諸表を作りながらも
株主の利益など考える必要も無かったから、株主総会はどうでもいいものであり
株式市場は互いの株式を企業が持ち合い助け合うような構造で
銀行はその企業の事実上の資金調達源泉という、欧米企業とはなんの関係も無い
社会構造となっていた。日本の労働者まさにそこにいた。
それが、経済サミットなどで欧米社会と継続的に接触するにつれ
欧米との資本主義の仕組みの違いが経済摩擦を引き起こし
欧米社会に協調していく、欧米社会と共生していくことを
自民党は改革と呼び、変化と呼び、民営化・民間活力と呼んだが
全部同じ話であった。それは小泉政権時代に極端に現れ、今に至っている。

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