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  • 2017/10/14(土) 02:58:28.63
国債の暴落と日銀の破綻という最悪のシナリオも

 私が最も恐れているのは、国債の暴落と日銀の破綻が同時に来てしまうことです。
 万が一、国債が暴落することがあれば、どうなるでしょうか。今まででしたら、
民間金融機関が巨額の含み損を抱えてしまって、危機に陥ります。ただ、そこで、
「最後の貸し手」である日銀が民間金融機関を支えればよかったのです。

 しかし今は、最大の国債保有者は日銀ですから、暴落すれば日銀が危機に陥ります。
当然、そこまで状況が悪化すれば、民間金融機関も危機的状況に直面しますが、
日銀は彼らを救うことはできません。つまり、日本の金融が大混乱に陥るのです。

 国際通貨基金(IMF)に頼るにしても、日本は世界第3位の経済大国ですから、
IMFが救うには規模が大きすぎます。この時、日本政府はどうするのでしょうか。
このような最悪のシナリオを考えたくはありませんが、このままの状況を続けると
その可能性は高まっていくのです。

 このような事態に陥らないためには、日銀が保有する国債等の残高を徐々にでも
減らしていくことが大切ですが、現状ではその道筋が全くと言ってよいほど見えず、
先ほどから見ているように、むしろ、その残高は今後も増え続ける一方です。

 異次元緩和には大きなリスクがあるということと、成長戦略などにより順調に
景気が拡大し続けない限り、日銀はこれから非常に難しい出口戦略を模索しなければ
ならないことを、私たちも認識しておく必要があるのです。
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/129957/042300011/?P=7

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