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  • 2017/08/14(月) 10:50:17.36
「自己理解力」とは、社会が必要とする能力の開発やテクニックではなく、コミュニケーション、プレゼンテーション、モチベーション、
メンタルコントロールといった社会人に必要な力が備わっているかどうかを振り返るためのものだという。そのため、
大学3年になってあわてて将来を考えてからでは遅く、それ以前から自分の人生と向き合い、キャリアの模索や、
社会が本当に求める能力を知ることが強みとなるそうだ。佐藤さんは「例えばアルバイトをたくさんやってきた人なら、
コミュニケーション力が高く、体育会系の人はメンタルが強い。そういった自分の強みを知ることが就職してからの
ミスマッチを減らすことができる」と話す。

 パネルディスカッションでは、学生から「採用基準における見た目や容姿」について質問があったが、
5社とも「清潔であることが一番」と答えた。この点について、男性化粧品会社大手のマンダム(大阪市中央区)の
広報担当の奥田志保さんは「企業の9割の人事採用担当者が、内面や人となりまで感じ取れる身だしなみは重要、
という調査結果もある」と“見た目”の大切さを話す。

 マンダムでは、男子大学生限定の「就活身だしなみセミナー」を実施。「髪形」「肌」「体臭」の3つのテーマから、
男子大学生たちに身だしなみの大切さを伝授している。7月初めに開かれた大阪電気通信大学四条畷キャンパスでは
約60人が参加。若い人に人気の髪形であるツーブロック(サイドを刈り上げ、上から髪をかぶせたような髪形)は受けが悪く、
テレビの男性アナウンサーのような短髪が好印象であることや、肌の透明感で与える印象の違いなどについて学んだ。

 参加した3年生の国貞竜志郎さん(21)は「部活で野球をやっているので、汗対策はやっていたつもりですが、
これほど重要とは思っていませんでした。身だしなみに気を使って、無事内定をもぎ取りたいですね」と笑顔を見せる。
マンダム人事部人材開発課主任の川嵜弘助さんは、「就活で身だしなみをおろそかにしていると、うちが本命ではないのかな、
と思われてしまいます。ぜひ普段から自分磨きを怠らないようにしてください」と語っている。

 パーソルキャリアが実施した「就活に関する調査」によると、社会人10年目までの正社員男女1120人のうち、
「自分の就活を後悔している」人は38・0%に上り、その2人に1人が実際に入社3年目までに転職を経験している。
かつては、順調に出世し、年収も上がり、40年間働き続けるという自分の未来がある程度予測できた。しかし、
「大企業が買収や解体されるなど、予測が困難な時代で、転職が当たり前となり、未来が見えなくなっているからこそ、
悔いのない就活を」と佐藤さんは話している。
(終)

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