-
- 128
- 2016/12/02(金) 16:37:27.81
-
HBCニュースの記事を全文転載
「積丹岳で何が 救助中に滑落 」
遭難した男性の救助活動、猛吹雪の雪山で何が起きていたのでしょうか。
後志の積丹岳で、警察が遭難した男性を救助中、男性の乗ったそりが斜面を滑り落ち、男性は遺体で見つかりました。
標高1255メートル、後志の積丹岳。
遭難事故は、この山で起きました。
亡くなったのは札幌・豊平区の会社員Fさん。
Fさんが友人ふたりと積丹岳に徒歩で登ったのは31日。
スキーやスノーボートを楽しむためでした。
そして下山中、1人だけボードで滑っていたFさんは、スキーで降りていた友人たちとはぐれ行方がわからなくなります。
午後3時半ごろのことでした。
Fさんは翌日、朝7時半ごろ積丹岳の山頂付近にいることをトランシーバーで通報。
正午ごろ機動隊員の5人で編成された救助隊が山頂から東に250メートルの付近にいたFさんを見つけました。
山頂付近には黄色いテントやボードが残されていました。
6人は、前に機動隊員が2人。
Fさん抱えて両脇に2人。
さらに、後ろに1人の形で下山を始めましたがわずか10分後、Fさんと隊員3人が斜面に張り出した雪を踏み抜いて積丹岳の南斜面を滑り落ちました。
滑り落ちた4人は傾斜40度の切り立った崖にFさんを一番下にして、高さ200メートルの間に散らばるように止まりました。
その後、最も下まで滑り落ちた隊員と、難を免れた2人の隊員がFさんの場所までたどり着き、意識朦朧となったFさんを救助用のそりに収容。
当時、付近は視界5メートルの猛吹雪だったといいます。
吹雪の中、3人の機動隊員はFさんをおよそ1時間をかけて50メートル上まで引っ張り上げます。
しかし、自らも滑落しながら救助にあたっていた隊員の疲労が激しく隊員の交代を決断。
Fさんを乗せたそりを近くの直径5センチの「ハイ松」にくくりつけたところこの木が折れ、ソリは斜面を滑り落ちてしまいました。
けさ、再び発見されたFさんはそりに乗せられたまま最初の滑落場所から600メートルの下で見つかり死亡が確認されました。
今回の遭難について道警の幹部は「ギリギリの状態で活動し、最善を尽くした結果だった」と話しています。
http://pikanda.blog74.fc2.com/blog-entry-710.html
このページを共有する
おすすめワード