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- ニライカナイφ ★
- 2016/11/30(水) 16:39:15.86
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◆ネットや現実の違反行為で点数を付け個人の信用レベルを格付けしブラックリスト化する恐るべき全人民監視計画
中国は、政治的に都合の悪い情報を公開しているウェブサイトへのアクセスを遮断するインターネット検閲システム
「グレートファイアウォール」を実施し、社会統制の強化に取り組んでいますが、今度は全国民の行動を監視し、
点数を付けてコントロールするという新しい社会管理システムの導入を計画しています。
新システムは、社会ルールの違反者に罰点を科し、国民の信用度を格付けするというものになっています。
中国共産党は2020年までに「social credit system(社会信用システム)」と呼ばれる新しい社会管理システムの導入を計画しており、
記事作成現在で36以上の地方都市で試験導入しています。
社会信用システムとは、不正乗車や信号無視、「二人っ子政策」を含む家族計画規則などの違反行為に罰点を科し、
システム上で管理されている個人のスコアから罰点分の点数が引かれるというもの。
このシステムで収集したデータをアルゴリズムで分析し、国民ひとりひとりの信用度を格付けします。
この信用度が低いと、国民の日常生活に悪影響を及ぼす可能性もあります。
例えば、社会信用システムを試験導入している杭州市では、チン・リーという女性が、
地下鉄の駅で不正乗車をし社会信用システムのスコアから減点されるということがありました。
リーさんは、学生割引されている息子の定期券を使い自動改札を通ろうとしたところを引き留められ、
6ドル(約670円)の罰金と社会信用システムのスコア減点を科されたとのこと。
駅構内にあった警告文書では、社会信用スコアが低くなればローンや融資の審査、就職、息子の学校入学など、
さまざまな日常生活に影響が出る可能性について記載されており、リーさんの不安をかき立てました。
リーさんは「息子の学割定期を使ったのは偶然の事故であり故意ではありませんでした」と話しています。
社会信用システムを試験導入してからまだ期間が短い上海市は、市の公式サイトで各違反行為別の罰点の詳細を公開中。
また、市民も自分のスコアを確認できるそうです。
The Wall Street Journalがインタビューした上海市民の多くは、社会信用システムが試験的に実施されていることを知らず、
同システムに関する意見を求められると「それ以前に、つばを吐く行為や、行列の割り込み、見ず知らずの人を助けないことなど、
国民のモラルレベルを上げる施策が必要なのではないか」と答えたそうです。
社会信用システムは中国全土で展開されておらず、
リーさんの違反行為が本当に日常生活に悪影響を及ぼす結果になるかどうかはわかりません。
しかし、中国では、違反行為を犯した国民をブラックリスト化するシステムの構築がすでに始まっており、
杭州市に住む男性は家主との裁判で敗訴したことにより市が管理するブラックリストに登録され、
航空券や高速列車のチケットを購入できなくなったそうです。
こういった取り組みに対して、杭州市の法学者で男性の裁判を担当したツァング・ダホ氏は、
「旅行会社を経営する男性にとっては非常に大きな影響でした。彼はクライアントと出張に行くことができません。
もし社会信用システムが、手違いで実際とは違う人に罰を下すことになればどうなるのでしょうか」と否定的なコメントを残しました。
記事作成現在実施されているブラックリストは、これから本格的に実施される予定の社会信用システムに統合されると見られています。
中国の社会信用システムはまだ実施されていませんが、イギリスで警察や情報機関が国民のウェブ閲覧データを監視する法律が成立したり、
トランプ政権によるインターネット検閲の強化に備えインターネット・アーカイブがカナダに新サーバーの構築を計画したりなど、
世界では監視を強化していく傾向になっており、この流れに日本がどう対処するのかも気になるところです。
(▼記事を一部引用しました。全文は以下のURLでご覧ください)
GIGAZINE 2016年11月30日 13時41分00秒
http://gigazine.net/news/20161130-china-social-control/
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- 2016/11/30(水) 16:39:58.90
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ネトウヨも早くブラックリスト化してほしい
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