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- 2016/10/19(水) 05:18:45.77
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なるほどねぇ。
82 名前:名無しさん@1周年[] 投稿日:2016/10/18(火) 21:47:36.65 ID:
ここに書き込んでいる連中のほとんどが事実関係をまるっきり理解していないよう
だ。ニュースもまともに見てないのか?見てても覚えられないほど馬鹿なのか?
そもそもオリンピック招致の時に挙げられた金額は、競技施設の建設費のみの総額
で、その他の付帯施設やそれに伴う工事の費用は含めていない。これはIOCが招致の
際に求めていたのが、競技施設の建設費の見積もりだけだったからで、他の立候補
都市も同様の仕方で見積もっていた。実際にオリンピックを開催するためには、それ
よりはるかに多くの費用がかかるのは当然であって、立候補に際してはそれを前提に
するのが常識。具体的には、付帯施設とそれに伴う工事と、さらに警備費用(これが
一番大きい)やその他の人件費を支出しなければならない。これらを合計すると、北京
五輪では5兆円、ロンドン五輪で2兆円・リオ五輪でも2兆円かかった。だから東京で
も2兆円以上かかるのは最初から分かっていたことだ。(ちなみに小池の私的調査チー
ムが3兆円超と言っているのは、経費削減の実績をアピールするためにわざと大げさに
言っている可能性が高い。実際には、2兆5千億くらいだろうと言われている。)実際
日本では、震災復興工事と重なってしまったこともあって、土木労働者の人件費や資材
価格が高騰しているから、2兆5千億というのはそれほどおかしな数字ではない。
だから、本来招致の時の金額と全部ひっくるめた経費が違ってくるのは当たり前であって
施設費(競技施設の建設費)よりその他の経費を含めた総額の方がはるかに大きくなるの
は当然。そもそも両方は全く別々の数字であって、両方を単純に比較するのは完全な誤り。
食費の額と全生活費が違っているのを見て、「何倍にも膨れ上がっているのはけしからん」
と言って怒っているようなものだ。
このような誤解を広めるきっかけになったのは、舛添が「開催費用が3兆円にもなる」と
言って経費削減の実績を作ってそれをアピールしたことだ。実際、舛添はバスケットボー
ル・レスリング・フェンシング・テコンドー・バドミントン・セーリング・自転車トラック
などの各種競技の開催場所を東京都以外の各県での開催に変更した。この時点で、かつて前
例がないほど、当初予定したの開催場所からの変更(IOCへの約束違反)を無理に認めても
らったわけだが、この時は開催地の最終決定前だったので、IOCは快く認めてくれた。
問題は、小池が選挙中に、かつて舛添が実績アピールのために挙げた数字を悪用して「二兆、
三兆なんて、お豆腐じゃないんだから」などと、これがあたかも、誘致の際の費用が膨れ上
がった直接の結果であるかのように誤解を招く言い方(ほとんど嘘と言ってよい)で経費削減
を選挙公約にしたこと。ところが、すでに削減できる部分は舛添がやってしまった後だったの
で、変更すればいろいろ問題が生じそうな施設に目を付けて、それを実績としてアピールする
ことにしたわけだ。つまり、今回の件は、アスリートファーストでも都民ファーストでもなく、
政治家としての手柄をアピールするための目玉として利用しているだけ。それをマスゴミの
ワイドショーコメンテーターが事実関係も確認せずに煽りに煽って混乱を拡大させてい
るのが現状。世界中のオリンピック関係者があきれ返っているのにね。
何でもかんでも小池を善玉、森を悪玉と考えたい奴が多いが、現実世界を安っぽいヒーローもの
のドラマとして楽しみたい阿呆だ。日本人がいかに劣化したかを示す見本だな。
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