facebook twitter hatena line google mixi email
★お気に入り追加


■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

  • 893
  •  
  • 2014/05/12(月) 16:46:06.71
連敗記録更新の東大と12年ぶり勝ち点の京大 明暗分けた理由は?

 東京六大学野球リーグの東大は3日の早大戦に敗れついに71連敗。これまで自チームが持っていた連敗のワースト記録(70)を更新した。
一方、関西学生野球リーグの京大は7日、同大を破り、このカード2勝1敗として12年ぶりの勝ち点を手にした。
東西の超難関国立大野球部が明暗を分けた理由はどこにあるのか。(大学野球取材班)

 ■打てず守れずの東大

 東大が3日の早大戦でマウンドへ送り出した3投手は二回と四回を除く毎回の計11失点と大崩れ。打線もわずか3安打に抑えられ、勝機を見いだせないまま完敗した。
「連敗記録を作ってしまったことと、選手の努力がなかなか実を結ばないこと。2つの悔しさがある」。浜田監督は唇をかみしめた。

 「打線が線としてつながらず、投手陣もピリッとしなかった。まずは試合の前半で踏ん張れる展開を何とか作らないと」。
出口の見えない連敗街道に指揮官も頭を悩ませる。

 一方の京大は7日、1勝1敗で迎えた同大との3回戦で先発の冨田が5安打完封し、3−0で快勝した。
京大が同大から勝ち点を奪ったのは1982年の新リーグ発足後初めてだった。

 4年生の冨田はここまでリーグ戦未勝利。前半はスライダー、後半はカットボールを決め球に
甲子園経験者がずらりと顔を並べた同大打線に的を絞らせない投球で得点を許さず、「気持ちいい。きょうは浮かれます」とにこやかだった。

 この試合では投げなかったが、4年生エース・田中の存在が京大の一番の強みだ。同大との1回戦では自身2度目の完封勝利。
最高球速147キロの直球とキレのある変化球で今秋のドラフト指名候補に浮上しており、京大初のプロ野球選手誕生の期待も膨らむ。

 ■カギを握るのは投手力

 東大と京大は1919(大正8)年以来の歴史を持つ定期戦を行っており、昨年まで10年間の成績を見ても東大は4勝6敗と京大に負け越している。

 ひと言で言えば、今の両大学は投手力に明らかな差がある。守りに計算が成り立ち、打線が少ない得点しか奪えなくても勝利を手にできる絶対的なエースを京大は持っているが、東大にはいないのだ。

 東大がリーグ戦で最後に勝利したのは2010年秋の早大戦。あの斎藤(現日本ハム)に黒星をつけたが、このときも鈴木(現JR東日本)という頼れるエースが勝ち投手となった。

 また東大はこれまで5人のプロ野球選手を輩出しているが、全員が投手(中日入りした井手は後に野手へ転向)。
「伸びていく力−監督と大学野球2」(日刊スポーツ出版社)などの著作のあるスポーツジャーナリストの安倍昌彦さんは
「以前の東大の投手は、憎いくらいに緩いボールを効果的に使い、打者の打ち気をそらした。そういった工夫が今はあまり見られない」と指摘する。

 ■積極的な選手集めを

 東大も元巨人の桑田真澄氏を特別コーチに迎えて投手陣の建て直しに懸命だが、2ストライクからの勝負球を指導する桑田氏に「うちの投手は2ストライクが取れないのに」と関係者は戸惑い気味だ。

 3年半勝利を味わっていないチームに果たして打開策は見いだせるのか。安倍さんが提案するのは、積極的な選手の勧誘活動だ。
京大アメリカンフットボール部は全国で身体能力の優れた進学校の高校生を見つけると、受験勉強の面倒も見て合格させ、チーム力を強化した。

 「東大野球部も、今後は自分から選手を取りに行かないとダメ」と安倍さん。
「大学と部、それにOBが一体となり、全国から有望な選手を見つけてくるようなシステムを作らないと、他の大学との実力差はますます開くばかり」と警鐘を鳴らす。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140510-00000508-san-base

ここまで見た

★お気に入り追加

このページを共有する
facebook twitter hatena line google mixi email
おすすめワード