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  • 941
  •  
  • 2015/06/06(土) 11:59:31.66
>>940
一方でビッグバン宇宙論の方は、定常宇宙論との対立の中で、対抗するように試算されることとなりました。
 最初に試算したのはアメリカのジョージ・ガモフで1947年のこと。
定常宇宙論で最後に試算したマッケラーよりもあとで、その時の予想温度は28Kでした。
その後ガモフは、2度にわたって計算のやり直しを行っています。

 ビッグバン宇宙論の予想温度についても、年代順に並べてみます。
予想年  背景放射の温度 試算した学者
1947年  28K ジョージ・ガモフ(米)
1949年  5K以上 ルフ・アルファ、ロバート・ハーマン(米)
1953年  7K ジョージ・ガモフ(米)
1956年  6K ジョージ・ガモフ(米)

 そして1964年に背景放射が発見され、その時の観測値は3.5Kでした。そしてその後下方修正され、
宇宙の背景放射を3K放射と呼ぶ時代が長く続きます。

 この時、一番近い予想を出したのは定常宇宙論の3.2Kないし2.8Kで、誤差は0.2Kです。
それに対してビッグバン宇宙論の予想は5Kでしたので、誤差は2Kになります。
誤差が1桁も違うのは理論的には完敗です。 」

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