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  • 2013/10/19(土) 11:49:37.71
毎年 省エネ改修1000億予算で 12兆円規模の省エネ改修工事が促され 毎年3兆円燃料費節約

エネルギーパス  住宅の成績表
http://www.sotodannetsu.com/kaigai1a.htm


ゼロエネルギーハウス
http://www.zero-ene.jp/zeh/meti/
http://www.zero-ene.jp/zeh/

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  • 2013/10/19(土) 16:49:17.27
ドイツ国交省は、国内のあらゆる建築・住宅にかかわる統計情報を集積し、取りまとめて、年に一度年鑑を公表しています。

その年鑑には、
1.ドイツに存在する4047万戸の住宅ストックの合計延べ床面積の推移(毎年15〜20万戸の新築が追加されている)と
2.その住宅で消費される暖房用の最終エネルギー消費量が、統計されており、同時に、建物ストックに対する
3.省エネ改修を推進するための予算額(主には、低利子融資OR無利子融資の財源)

の数字も出されています。
これを見ていただければ一目瞭然ですが、すでにドイツでは住居などをはじめとする建物の数の増加を上回る勢いで、省エネが進んでいます。
具体的には2000〜2010年における10年間の省エネ改修を累計で

1兆円ばかりの予算措置で進めた結果
12兆円程度の省エネ改修工事が建設業市場に出て、毎年40万人程度の雇用を生み出し、あるいは維持しながら、
1.9兆円は19%の付加価値税でしっかりと国が自分の懐に戻し、2010年の段階では1年間で1000PJの暖房用エネルギー消費を省エネしている、ということになります。

さあ、1000PJをみなさんは、燃料費換算でいくらに計算することができますか?
ドイツの暖房用のオイルの発熱量は1リットルあたり38.4MJです。ですからおおよそ260億リットルとなりますね。
現在の暖房用オイルの価格は、1リットル0.85ユーロ程度ですから、220億ユーロの節約となります。

今は円安になり、1ユーロ≒120円ですから、
毎年ドイツ人は、建物の改修工事によって、暖房費をなんと!!!   2.6 兆円 !!!節約している計算になります。
このへんの詳しいロジックは、私の著書『キロワットアワー・イズ・マネー(kWh=¥)』に記していますから、興味のある方はそちらをご一読下さい。
とにかく、脱原子力2021年、脱化石2050年というドイツのエネルギーシフトは、50%のエネルギーは省エネによって、残りを再生可能エネルギーでというシナリオですので、この省エネの部分により注目していただければと思います。

2011年度の温室効果ガスの排出量の集計も上がって来ました。311の影響で、原発8基を一斉に廃炉にしたドイツでは、この年の温室効果ガスの排出量が増加したのではないかと言われていましたが、
3%のGDP経済成長を達成しながら、同時に2.9%のCO2の削減に成功しています。 つまり成長とエネルギー消費量がリンクしなくなったのが、今のドイツ経済の強みでもあります。
雇用効果の面でも、財政投資額 対 市場への投資額の面でも、それほど優れるとはいえない100%の公金で賄わなければならない公共インフラへの潤沢な予算の一部でも、
こうした理性的な民間建築事業への投資に振り向ければなあといつも嘆いるている今日この頃でした。

キロワットアワー・イズ・マネー エネルギーが地域通貨になる日、日本は蘇る
http://www.amazon.co.jp/dp/4861310350/

ドイツの省エネ政策の成果
http://blog.livedoor.jp/murakamiatsushi/archives/51762291.html

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  • 2013/10/20(日) 04:49:09.04
スマートハウス、省エネの基本は断熱・気密と通風・採光  
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD260FC_W3A420C1000000/

パナソニックは冷蔵庫に使っている真空断熱材を住宅にも転用する

集合住宅でもパッシブを追求する動きは出ている。横浜市磯子区の高台に位置する東京ガスの社宅。
12年に完成したこの社宅は太陽光発電に燃料電池、太陽熱給湯を備え、横浜スマートシティプロジェクトの実証実験にも参加する「スマートマンション」。
首都圏の平均的なマンションを上回る断熱性能を備えた上、風の通り道を考え、建物の向きを真南から15度ずらした。ほかにも、玄関脇などに小さな通風スリットを取り付けるといったパッシブの工夫を盛り込んだ。

 設計に携わったスマエネ事業企画Gの榎本奈津子主幹は「従来の東京ガスは(燃料電池を売るにしても)『設備を置いてください』と言うだけだった。本当の省エネを実現するには設備と建築の調和が必要だと考えた」と説明する。
完成から1年、住民へのアンケートでは「ほぼエアコンを使わずに暮らす人もいた」(榎本主幹)。
 風や光を取り入れ、省エネにつなげるパッシブの考え方。しかし、住宅業界におけるパッシブにはもう一つの概念がある。それがドイツでつくられた超省エネ住宅、パッシブハウスだ。

 パッシブハウスは家電を含む年間のエネルギー消費量、冷暖房の負荷、気密性の基準を設けている。
この基準を満たすと、日本の現行の省エネ基準で最高ランクを満たした住宅よりも冷暖房の負荷が5分の1、空調や給湯、家電を使うことによるエネルギー消費は2分の1に減らすことができる。すでに日本でもドイツの基準を満たす住宅が登場している。
 ドイツで生まれたパッシブハウスを日本に合わせた形にして導入しようとしている一般社団法人パッシブハウス・ジャパン(神奈川県鎌倉市)の森みわ代表理事は「断熱や気密性の高い住宅になれば、窓を開けて過ごす期間も長くできる」と、両者の概念はつながるものだと話す。

パナソニックは冷蔵庫に使っている真空断熱材を住宅にも転用する
 パッシブハウス・ジャパンには工務店や設計事務所のほか、パナソニックやYKKAPといった住設機器メーカーも会員として参加している。
太陽光発電パネルやHEMSといったいわゆる「スマート」に欠かせないデバイスを手掛けるパナソニックだが、断熱材などの建材も扱っており、「パッシブ」は商機になるとにらむ。

 パッシブを極めた先に太陽光発電やHEMSといった創エネ、節エネデバイスを付けることで真のスマートハウスができる。
中途半端な省エネ性能の建物に太陽光発電や燃料電池を付けてみても、せっかくつくった電気の無駄遣いをするばかりだ。
パッシブに対する取り組みは、住宅産業の「エコ」の本気度を測る格好の材料といえる。

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