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- 2013/06/12(水) 21:20:03.82
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九大に次世代燃料電池研究拠ttp://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20130606/4960571.html
環境にやさしく次世代のエネルギーとして期待される燃料電池について、大学と企業が合同で研究する新しい拠点が5日、九州大学に開設されました。
開設されたのは、「次世代燃料電池産学連携研究センター」で、福岡市西区の伊都キャンパスで行われた式典には、大学や国、企業などの関係者およそ120人が参加しました。
式典では、福岡県小川知事が「燃料電池はエコでクリーンなエネルギーで注目されている」などと挨拶しました。
九州大学の研究センターでは、水素と酸素を反応させて電気を生み出す燃料電池の発電効率を高めたり、耐久性を高めたりといった研究を進めます。
二酸化炭素を出さずに電気を得られる燃料電池は、すでに一般の家庭でも導入されています。
福岡市南区の碇恵美さんは、ことし2月、家庭用の燃料電池を購入しましたttp://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20130606/4960571_5014960571_m.jpg
環境に良いことや国と福岡市からあわせて55万円の助成金が出ることもあり、100万円の出費で、購入しました。
家庭用の燃料電池は、水素を都市ガスから取り出して、空気中の酸素と反応させます。
この反応によって、電気と熱が生まれます。このため給湯システムと一体になっています。発電量は、モニターで確認できます。
都市ガスと電気をあわせて月々の光熱費は、以前より7000円から1万円程度安くなったということです。
碇恵美さんは「光熱費が抑えられているのでよいです。どうやったらうまく光熱費を抑えられるか考えながら使っていきたい」と話していました。
家庭用の燃料電池は、4年前から販売が始まり、昨年12月の時点で福岡県でおよそ1700台、全国で4万3000台が販売されました。
九州大学の研究センターでは、発電効率をあげたり、耐久性を向上させる方法などを研究します。
都市ガスから取り出した水素と酸素を反応させて電気を生み出します。
発電の際に出るのは水だけです。研究センターでは、燃料電池の中心部分に従来のプラスチックではなく、「セラミックス」を用いて燃料電池の研究を進めます。
燃料電池の仕組みですが、筒状の外見をしていますがそのなかにはパイプが通っています。
パイプの中では、セラミックスの仕切りを境に、酸素と水素が分けられています。
酸素はセラミックスの仕切りを通って、水素のある所に浸透し、触媒によって反応が起こされ、水になります。
この際、電気と熱が生み出されますが、電気はセラミックスにつけた電極を通じて取り出します。
研究センターによりますと、仕切りは従来の燃料電池では、プラスチックを使っていますが、これだと70度程度の温度にしか耐えられないため、仕切りをセラミックスにすることで、燃料電池の温度を400度から900度の高温に保つことができるようになります。
温度を高温に保つと発電効率が10%程度、向上するということです。。
また温度が上がると反応がおきやすくなることから、触媒の選択肢が増え、従来の高価な金属・白金ではなく、他のものが使えるようになるためコストダウンにつながる可能性があるということです。
次世代燃料電池産学連携研究センターの佐々木一成センター長は「エネルギーが問題となる中で、発電効率の良いセラミックス型の燃料電池を使い出来るだけ多くのエネルギーを利用できるように研究に取り組みたい」と話していました。
研究センターには、京セラやTOTO、西部ガスやマツダなど16社が研究スペースを持ち、それぞれの分野でセラミックを用いた燃料電池の研究が進められます。
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