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  • 2013/02/23(土) 08:45:18.80
乾癬性関節炎(PSA)における滑膜炎の治療に対する、リウマチ治療薬メトトレキサート(MTX)
の無作為化プラシーボ対照試験の結果、効果は認められませんでした。

スクリーニング後に採用された221名を、MTX109名、プラシーボ112名に分類。フォローアップ中
44名が失われ(21 MTX, 23 placebo)、26名(14 MTX, 12 placebo)が治療を中止しました。
理由は有害事象によるものです。

肝機能検査値異常はMTX12名、プラシーボで2名。吐き気や嘔吐は、MTX38名対16名と、
プラシーボの2倍以上で報告されました。

メインアウトカムは、PSA反応条件(PsARC)。その他は、ACR20、DAS-28。

PsARC [odds ratio (OR) 1.77, 95% CI 0.97, 3.23], ACR20 (OR 2.00, 95% CI 0.65, 6.22)
or DAS-28 (OR 1.70, 95% CI 0.90, 3.17)と、有意な効果を示しませんでした。
また、腫脹関節数、ESR、CRP、HAQ、痛みにも有意な治療効果はありませんでした。

MTXの唯一の効果は、6ヶ月での乾癬性関節炎の皮膚スコアが低下したことで、
MTX 2.2(95% CI 1.62 to 2.82)に対して、プラシーボでは3.13 (95% CI 2.34 to 3.92)(1.62から2.82、95%CI)でした。

メトトレキサートは、最近のガイドラインで推奨され、乾癬性関節炎における標準治療とされるようになってきていました。
しかしながら、この薬は無作為化臨床試験による有効性が実証されてはいませんでした。

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