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  • 188
  •  
  • 2011/07/18(月) 23:31:55.84
>>186
>ベートーヴェンの第5を思い切って嬰ハ短調でやる演奏家がなぜいないのさ。

無理だからだ。
オーケストラってのは管楽器など調性が違ってたり、平均率に沿っていない楽器が混ざっているのを
なんとかうまく騙し騙し調和をとるので、調を変えると、音の混ざり具合、響きが変わってしまうのさ。
単純な周波数の平行移動はできない。数hz上げ下げするくらいなら演奏者の技術で対応出来るんだろうが
あと楽器の音域とかいろんな不都合が生じる。

オーケストラ用に作られた曲を、ギターソロに編曲するなんてときは、移調は普通にやるだろう。
それは別としてもオーケストラでも可能なら調を変えて演奏しようって人間は必ず出てくる。
それをやらないのは、それが可能ではないか、メリットよりデメリットが上回るからだ。
「際立った音」を作りたいと思うのは演奏者としてはあたりまえのことだ。
(それが音を高くすることとは限らないが)
クラシック奏者が音程を高くしたなら、それはその演奏者の本気の美意識の発露であって
「浅ましい」などと揶揄される行為ではない。
それがあんたの好みや、意味のない「クラシックはかくあるべき」という固定観念に合ってるかどうかは別の話。

ここまで見た

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