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  • 2014/10/29(水) 19:35:01.05
アトピー性皮膚炎における下垂体・副腎皮質機能
http://atopy-endo.com/papercortisolACTH.html

?.ステロイド外用量が多い患者ほど、コーチゾルやACTH低い患者の割合が多くなっていたこと
?.ステロイド外用剤を大量に使っている重症患者ほど、コーチゾルやACTHが低下した患者が多くなっていたこと。
?.入院後、ステロイド外用剤を大量に使用すると、コーチゾルやACTHが低下した患者がいたこと。
?.もともとステロイド外用剤をほとんど使っていない患者は、入院中ステロイド外用剤を使ってもコーチゾルやACTH低下した患者はほとんどいなかったこと。
?.ステロイドを中止したリバウンド状態においても、コーチゾルやACTHが低下した患者が多数いたこと。

以上のことから、ステロイド外用剤は吸収されると、下垂体・副腎皮質系に影響を及ぼすことは明らかです。
その悪影響は、Rapid ACTH試験の結果からみると、副腎機能不全ではなく、下垂体機能不全です。
ステロイド外用剤は、もっと上部の下垂体を制御している視床下部に影響している可能性もあります。
ステロイドを中止したリバウンド状態においても、コーチゾルやACTHが低下した患者が多数いたことは、
それまでのステロイド治療が下垂体・副腎皮質系に影響を及ぼしていたために、本来必要な分だけコーチゾルが分泌されなかったと解釈されます。
一種の下垂体・副腎皮質系の反応不全と思われ、それだけに入院後湿疹が軽快するとともに正常反応に戻ったと思われます。
そうはいうものの、そんな反応不全に陥らせたものは、結局のところ長年のステロイド外用です。

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