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  • 2016/10/19(水) 21:10:12.07
統合失調症。長男が引きこもるまで…。?
2015-05-18 15:29:00

長男が登校拒否になってから。
親からすれば、やはり高校へは行ってもらいたいものです。
と、いうよりも…。
中学校から高校、そして大学やら専門校へと進むべき物だと私自身当たり前のように思っていたのです。

今から思えば、それも本人の人生だと割り切って
もっと長男に寄り添って一緒に考えていけば事態は良くなったのかもと、過去への要らぬ妄想で日々未だに辛くなるのですが…。

しかしながら。
せめて高校は行って欲しい、そして卒業して欲しいと思う親の気持ちも事実。
しかし
一歩も外へ出たがらない息子…。

まだ元気だった私の父も心配して様子を見にきた事もあったのですが…。
なんせ昭和の「おやじ」です。
学校に行かないのは怠けぐせがついているからだと、どんな事があっても勉強出来る環境があることは幸せな事なんだと、怒鳴り散らし
理由を言わず頑なに話さない長男を「それなら出ていけ!!今すぐ働け!!」
と、玄関まで引きずり出し…。

見るに耐えなかった私は泣きながら父に帰ってもらったのです。
それも今から思うと父の方法が長男を立ち直らせるためには刺激として良かったのか…止めて帰ってもらった事の方が正しかったのか…わかりません。

そんな息子をなだめすかして、どうにか学校の校門まで連れて行った事もありました。

車から引きずり出して「一歩でもいいから校門をくぐってみたら?」
「少しでいいから」「もたもたしたって、仕方無いよっ!」
急かす私の言葉にうつむいたまま微動だにしない息子。

下唇を切れんばかりに噛み、大粒の涙をポタポタ落とし
足を踏ん張り、強く握りしめた拳を震わせて…何も言わない。

「一生懸命勉強して入れた高校でしょ?」「ここへ行きたい!って言ってたじゃない!?」
「夢もあるんでしょ?」
選択授業が出来る学校で、歴史が好きな長男はそれを夢見て大学へ進みたい夢を持っていたのです。
その夢を叶えてあげたい、その思いで母子家庭ながら家庭教師をつけ受験に備えたのですから。

学校の校門をくぐることを訴えている私を払いのけ
長男はポタポタ溢れる涙を拭いもせず、きびすを返し車と反対側へ歩いて…さらに走って逃げて行ったのです…。

必死で追いかけましたよ。
しかしながら男子高校生にかなうわけもなく…。途中で長男を見失ってしまったのです。
散々探しました。…が、見つからず…。

自宅へ戻ると玄関に息子の靴があったのです。

子の部屋へ行き…ドアを開けようにも頑なに開けない息子。
「なんで逃げたの?」「何があったの?」「どうして嫌なの、行きたくないの!?」
「お母さんに話してよ!」
どんっっ!!

ドアを殴る音…。

それから
長男の5年にも渡る長い引きこもり生活と
物を壊す、潰す、暴れるという
「生活するのさえが困難な」生活に突入したのです。

ここまで見た

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