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  • 2016/10/19(水) 21:45:12.63
 訪日外国人(インバウンド)の旅行消費額が約5年ぶりにマイナスへ転じたのは、全客数の3割近くを占める中国人の旅行スタイルが、以前の買い物中心から“日本ならではの体験”を求める「『コト消費』に変わってきた」(田村明比古観光庁長官)ことが大きい。小売りや旅行業界では、新たな潮目をつかむ取り組みが勢いを増す。

 「昨年と比べ、中国人の団体ツアーは2〜3割減った」と明かすのは阪急交通社の担当者。円高や中国当局の関税引き上げに加え、リピーターを中心に個人旅行客が増えた結果、百貨店などにバスを横付けして高級品や家電の大量購入に走る団体客は影を潜めた。

 それと対照的に伸びるのは母国で味わえない体験を提供する旅行商品だ。

 エイチ・アイ・エスは3月に専門子会社を新設し、ネット経由で約7千商品の販売に乗り出した。富士山を眺めながら山中湖でワカサギを釣るツアーや、ゲームの人気キャラクター「スーパーマリオ」にふんして都内の名所を小型カートで巡るツアーが人気という。

 グランドプリンスホテル高輪(東京都港区)は来月1日、本館の一部を旅館風に改装してオープンする。庭園でのお迎えや茶席といった日本文化を前面に打ち出すことで、洋風の既存ホテルに飽き足らない客層を取り込むのが狙いだ。

以下省略

http://www.sankei.com/economy/news/161019/ecn1610190044-n1.html

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