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  • 2016/10/19(水) 02:16:52.17
日本人の生産性が悪いのは持ち味だ。
もともと戦後の日本は国際社会と渡り合う上で軍事力を背景にした交渉をできない国。
ジャンケンで言えば自発的に絶対グーを出さない国。
国際社会では「いつでもどうとでもできる国」だから、戦いの意識の外に置かれてた。
その間隙を縫って「パー」と「チョキ」を磨き続けた。
そりゃ、もう人外の働きでもって。

日本人が品質にかける工数、相手の理不尽な要求に諾々と同価格で応じる姿勢は異常だ。
過剰品質と言って良い。
だが、それが日本の持ち味で、そこそこの品質なら他の粗末な国と同レベルになる。
日本の生産性の低さは、「それで食える人数」に関連付いている。
国民の8割近くはこれにぶら下がり、そのぶら下がってる人を相手に商売をしていた。
かつての日本は「日本製品」を売るための国家総動員だった。
生産性の低さ=雇用の裾野の広さ。
その効率の悪さでも経済力で世界第2位まで登り詰めた。

「家族」を解雇してまで合理性を突き詰めることに意味は無い。
昔はそんな経営者が多かった。
重ねて言うが、それで世界2位にまで登り詰めた。

なのに小泉内閣の時にサクっとそれをやめた。
国民の8割に対し「もうあなたの労働力はいらない」と言った。
それまでは従業員は御恩奉公の関係だった。真面目に勤めれば裏切られることは無かった。
それが小泉内閣=竹中は従業員はコストだと言った。
欧米流の合理性の基本は奴隷経済だ。
それに倣って国民に何の相談も無くバッサリと国民8割の生活を切り落とした。
欧米の企業と同じところまで落ちて、同じ程度の品質で同じ土俵で戦う選択をした。

その結果がこの日本凋落だ。
同じ土俵でコストを叩き合う決断をする前に、「株式会社日本国」としての技術と品質の保護を政策とすべきだった。
もう手遅れ。
日本の生産性が悪い?上等だ。それ故に強いんだ。
と胸を張らなかったのが間違い。

当事者意識のある、御恩奉公の過労には誇りがあるし、希望でもあるから頑張れる。
だが今の単なる時間工数のコストとしての過労には希望がない。頑張ると心の安定が保たれない。
昔と今の違いはそこ。

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